昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『怪奇大作戦』第二話「人喰い蛾」と昭和の夏

個人的に夏になると、今でも怪奇大作戦
見たくなります。特に第二話『人喰い蛾』!!

大雑把に解説すると、
ある自動車会社の開発者を狙って、

燐粉に人間を溶かす成分のある蛾が
放たれます。
(ツッコまずに流してください)

Aパートでは凄惨な現場や白骨化した
死体シーン、状況説明。

これはこれで怖いですが、Bパートで
三沢ことスケさんが襲われてから
一気に事態が緊迫します。

 

恐ろしい蛾が赤ちゃんの眠る蚊帳の外にとまり、
扇風機の風のせいで、今にもめくれて入り込みそう。

その緊張感の中で鳴り響く鳩時計や、
扇風機を止めようとした際に、うっかり
起き上がりこぼしを倒して大きな音が……と

本来は平穏な生活を象徴するような
アイテムが恐怖を煽り、

額に汗びっしょりな牧さんの熱演も込みで、
今見てもハラハラする名場面です。

 

扇風機に蚊帳、水差し、音の鳴る起き上がり
こぼしに鳩時計と昭和テイストもたまりません。

和文化が好きな人、CGのない時代のホラーに
興味のある人はぜひ観てほしいお話です。

監修;円谷一 脚本;金城哲夫というのも
ポイント高いですよ!