個人的に夏になると、今でも『怪奇大作戦』が
見たくなります。特に第二話『人喰い蛾』!!
大雑把に解説すると、
ある自動車会社の開発者を狙って、
燐粉に人間を溶かす成分のある蛾が
放たれます。
(ツッコまずに流してください)
Aパートでは凄惨な現場や白骨化した
死体シーン、状況説明。
これはこれで怖いですが、Bパートで
三沢ことスケさんが襲われてから
一気に事態が緊迫します。
恐ろしい蛾が赤ちゃんの眠る蚊帳の外にとまり、
扇風機の風のせいで、今にもめくれて入り込みそう。
その緊張感の中で鳴り響く鳩時計や、
扇風機を止めようとした際に、うっかり
起き上がりこぼしを倒して大きな音が……と
本来は平穏な生活を象徴するような
アイテムが恐怖を煽り、
額に汗びっしょりな牧さんの熱演も込みで、
今見てもハラハラする名場面です。
扇風機に蚊帳、水差し、音の鳴る起き上がり
こぼしに鳩時計と昭和テイストもたまりません。
昭和文化が好きな人、CGのない時代のホラーに
興味のある人はぜひ観てほしいお話です。