『巨人の星』の大リーグボール養成ギブスとか、
おやっさんがクレーンの鉄球ぶつけてくるという
仮面ライダーの特訓は有名ですが、
少女漫画カテゴリの『ガラスの仮面』でも
マヤが人形役を演じる際、人形は動かないからと
竹のギブスで全身覆われたり、
狼少女の役を掴もうとする時は手ぶらで山に入り、
ヘタすれば遭難するところでした。
『リングにかけろ』でも新技ジェットラベンダーのために
河井武士がピアノの鍵盤が血まみれになるまで
「左手のためのラヴェル」を弾き続けています。
(左手でのアッパーとピアノ曲がどう関係あるのか
とか、血まみれになる前に拭き取れとか
そんなツッコミをしてはいけない)
同じくリンかけでは、剣崎が発電所で特訓して
ギャラクティカマグナムを撃てるようになっています。
(何がどうしてそうなったかは気にしない)
『侍ジャイアンツ』も滅茶苦茶です。
小柄なため球威が今ひとつの番場蛮は、高くジャンプして
投げるという方法を思いつきます。
(※ボークだけどそんなツッコミは以下略)
その特訓が、マウンドにバイクが突っ込んでくるという
とんでもないもの。
バイク+乗り手より高く跳ばないとはねられます。
また、ぐるぐる回転してから投げる「大回転魔球」
の特訓法は、
片足をモーターボートにくくりつけ、鳴門の
渦潮に突っ込むという更にトンデモな特訓。
しかしこの時代、若き王貞治が一本足打法の
開発のために日本刀を振ったり、
畳の部屋でノックしてたら畳が擦り切れたとか
どっちがマンガかよくわからないエピソードが
あるのもまた事実です。
そりゃ現実がここまでやったら、フィクションも
もっと無茶するよねぇ……。
今はスポーツ医学も発達し、無理は良くない、
休養も大事だという風潮になりました。
『キャプテン翼』で日向小次郎が体半分に
鎖を巻きつけてたのが、昭和の(多分)最後の
名残ですね。
なお、あるあるはここで一旦終了しますが、
またテーマを変えて語る予定です。