今はジプシーは差別用語として使用禁止、
「ロマ」が正解だそうです。
しかし、私が子供の頃はジプシーという
言葉は歌や踊りや占いで稼ぎ、旅をする
という
現代に生きる吟遊詩人のようなイメージ
でした。
水晶玉やカードの占い、
ベールやスカートを
ひらめかせて踊り、
そのたびに手首足首の金の腕輪が
きらめく……。
主にマンガや歌の影響ですが、
河惣益巳『ツーリング・エクスプレス』
スペイン編「サンタ・マリア・エクスプレス」
原ちえこのマンガ『フォスティーヌ』など
80年代前半にはジプシーを肯定的に
描いた作品が多々あったと
記憶しています。
中森明菜『ジプシー・クィーン』とか
オーガスED『心はジプシー』
なんかもありますね。
元ネタは何だったんだろうと思って
ググったらジプシー・キングスという
アーティストが出てきました。
この辺かな?
実際にはそんな牧歌的な存在じゃ
ないとはわかっていますが……。