昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

マンガ単体語り

漫画:住川恵/原作:甘岸久弥『魔導具師ダリヤはうつむかない』その2(1巻感想2)

第1話は前編後編で前編はまだ布石だけ。 17歳になったダリヤは父カルロから兄弟子の青年、トビアスを紹介されます。 (トビアスの父は大手のオルランド商会の会長でカルロとは親友同士) ダリヤ(私の方が先に父さんに教わってたのに……) モヤっとします…

漫画:住川恵/原作:甘岸久弥『魔導具師ダリヤはうつむかない』その1(1巻感想1)

『魔導具師ダリヤはうつむかない』(18~)は 同名の原作小説のコミカライズ版。 現代日本で過労死した女性の前世の記憶を持つ異世界の少女ダリヤが それをアイデアに活かして人々の生活に便利な「魔導具」を発明したり 様々な人との出会いを通じて成長し…

原作:三条陸/漫画:芝田優作『勇者アバンと獄炎の魔王』その29(12巻感想4)

48話冒頭ではライゼが詳細を説明。 要は「意思を持つ武器は持ち手を自分たちで選ぶことにした」 しかし選んだ相手を自在に操るにはそれなりの手順が必要で ライゼ「オレがこの刀身で打ち負かした相手を貫けば 肉体を手に入れて我がものにできる 心は消され…

原作:三条陸/漫画:芝田優作『勇者アバンと獄炎の魔王』その28(12巻感想3)

間が空いたので解説: 新たな敵「ベルクス」からの刺客、魔槍のフーガとの戦い。 47話冒頭、剣を折られて槍で挑むアバン。 フーガ「付け焼き刃の槍術で?しかもそんな落ちていたような鉄屑でこの魔槍と!?」 「死に際のジョークとしてはなかなか上出来!」 …

榛野なな恵『Papa told me』その40(アジサイ屋敷の話)

梅雨の時期になると思い出すエピソードがアジサイ屋敷の話こと ココハナ版8巻「ブルー コンチェルト」 冒頭のモノローグは (それは世界の始まりのような青) その日の天気は霧雨で、傘を差さなくてもまぁいいかくらいの状況。 知世「あ あそこにもアジサイ…

井上まい『大丈夫倶楽部』その40(8巻感想4)

第135~136話は芦川探偵との再会エピソード。 ※現在は「モトカワ」と名乗っています。 135話ではモトカワさんを色んな場所へ案内します。 モトカワさん「お前さんの事はもうあんまり覚えてなくてね」 宇宙人に遭遇したなんて経験、普通なら忘れられ…

井上まい『大丈夫倶楽部』その39(8巻感想3)

第113話はもねのある日の一コマ。 もね「久々の自炊カレー~」 そんなことを呟きながら調理してると、ご飯も炊けます。 炊きたて御飯の匂いに陶酔するもね。 (五・感・歓・喜……) ご飯を皿に盛り、カレーをかけようとしてその前にご飯をひと口。 「やっ…

雨夜幽歩『こころの一番暗い部屋』その2(1巻感想2)

CHANさん「最近聞いたどんな好意の言葉より生きた心地がしますわ……」 やはりクリエイターは辞めてもその言葉が一番の殺し文句なんだなぁ……。 旦那さんいい人そうなので、いつかまた描き出すかもしれませんね。 その場だけの話にすら (怖がらせるためには) …

雨夜幽歩『こころの一番暗い部屋』その1(1巻感想1)

『こころの一番暗い部屋』(25~)は 怪談好きの漫画家が集まるweb上のトークルームを舞台に 即興で出した複数のテーマを織り込んだ怪談話と、それを作る漫画家たちの物語。 第一話では主人公にあたる「かなさん」 =朱雀奏(すざくかなで)、あまり売れて…

西修『魔入りました!入間くん』その104(41巻感想2)

第359話では入間くんとアズくん、クララが先生として 多耳族の子供たちに魔術の基本を教えます。 一応大人しく聞いてたメフィストですが 授業が終わると、入間くんに説明を求めます。 実はこの試験の「正解」は 「自分は王にならずにこの集落から王を選ぶ…

西修『魔入りました!入間くん』その103(41巻感想1)

本日6月6日はアズくんの誕生日です、めでたい!! というわけで入間くん話を。 358話ではメフィストの過去と今の目的が語られます。 まずは大昔の回想シーンから。 先々代の魔王ドクフェルに仕えていたメフィストは 死期が近づいたドクフェルから 「お前…

(原作)池田悦子/(漫画)あしべゆうほ『悪魔の花嫁』その18(「月子先生の秘密」)

『片白の医端者』で、かぐや姫の娘・影夜さんと人狼の甚郎さんを見てるとこの話を思い出す……。 というわけで1巻の「月子先生の秘密」の話を。 冒頭は古典の授業中、「竹取物語」の一説を解説する月子先生。 生徒たちは皆、美人の月子先生に憧れていて 村尾…

岩飛猫『片白の医端者』その6(1巻感想6)

第8話は犬耳ちゃんの素性の話。 本作のマスコット兼驚き役で、自分を人間だと思ってる子ですが 実は大量の妖精の住処でしかなく……。 ある日、街に出てショッピング中の犬耳ちゃんは突然声をかけられます。 ???「瑠々(るる)!?」 犬耳ちゃん(知らない人…

岩飛猫『片白の医端者』その5(1巻感想5)

間が空いたので解説: 化け物専門の病院の医師、片白(かたしろ)先生と患者たちのお話。 第七話では先生とウサギ人間・影夜さんとの出会いエピソードを通じて、 医者以外の役割も果たしていることが描かれます。 (影夜さんは既に三話で登場している) 冒頭…

壱原ちぐさ『シテの花 能楽師・葉賀琥太朗の咲き方』その6(1巻感想6)

五番目は泰山先生と至龍の「密談」エピソード。 冒頭、璃乃のお陰で謡のコツを掴んだかに思えた琥太朗でしたが 泰山先生「……前回よりいい声が出るようになったな。」 「お前 発声練習禁止な」 高校生くらいの男子はまだ変声期途中だから無理するなと説明され…

壱原ちぐさ『シテの花 能楽師・葉賀琥太朗の咲き方』その5(1巻感想5)

四番目は女性能楽師志望の女子高生、卯ノ花璃乃と琥太朗の出会い。 冒頭はかつての芸能人時代のチームメイトたちが 琥太朗のことを話しているとプロデューサーから (台詞は意訳) プロデューサー「引退より復帰の方が面白かったのに」 女性メンバー・レオナ…

服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』その37(12巻感想11)

描きおろしは『KING OF PRISM-Dramatic PRISM1-』 とはいえ作品内容よりは応援上映の話がメイン。 冒頭『キング オブプリズム』通称キンプリの劇場版新作のムビチケを 映子ちゃん、ヤンヤン、部長、ヨミーに配るマリア。 ヨミ―「ありがてーけどよ……何でくれ…

住吉九『サンキューピッチ』その7(2巻感想4)

試合は五回表が終了。 調子を崩した三馬くんを他の選手がフォローしてなんとか二点の失点で食いとめます。 三馬くんはチームメイトに慰めてもらおうとしますが、 皆は暴れたことを反省する桐山くんを宥めている最中。 広瀬くんも桐山くんと次のマウンドにつ…

住吉九『サンキューピッチ』その6(2巻感想3)

前回、広瀬くんにうまいことノせられて好調を保つ三馬くんでしたが 第9話冒頭では彼の弱点である不安の虫が疼きはじめます。 (イメージ映像では妖精サイズの子供時代の三馬くんが、ふとしたことをきっかけに 失敗した記憶など、ネガティブなことを囁いてく…

西修『魔入りました!入間くん』その102(40巻感想9)

前回、植物を成長させる魔法を取得したノヴァ。 第357話冒頭ではひたすら魔法で花を咲かせまくって止められます。 アズ「卒倒したいのか貴様」 ノヴァ「だって見ろ!俺が育てたんだ!魔術で!」 入間「すごく立派に育ったね!」 アズくん&クララも嬉しそ…

榛野なな恵『Papa told me』その39(13巻感想2)

第2話は「ウォーム ドリンクス」 強い北風の吹く中を歩くお父さんと知世ちゃん。 知世「なんか大きい鳥すごく高い所に」 その言葉をきっかけに、お父さんは子供の頃読んだ 「鳥になりたい王子様」のお話を思い出し、知世ちゃんに冒頭部分を語ります。 知世…

榛野なな恵『Papa told me』その38(13巻感想1)

第13巻、発売中です!! サブタイトルは「~物語のお城へ~」 念のため解説: 小学四年生の主人公、的場知世(まとばちせ)ちゃんと 作家のお父さんのほのぼの日常もの。だいたい1話完結。 知世ちゃんやお父さんは脇役の回もあります。 本巻1話目は「ウィ…

元三大介『魔法医レクスの変態カルテ』その16(3巻感想4)

第16話は動く鎧、リビングアーマーの話。 ある日の閉院時刻間際、訪ねてきた全身鎧の騎士は記憶がないと言います。 ベルマ「おいアンタ兜外せ」 →頭部がない。 レクス「なんで街中にこんな魔物が!?」 鎧の騎士「どこでござる!?お二人とも拙者の後ろへ!」 …

元三大介『魔法医レクスの変態カルテ』その15(3巻感想3)

第15話では獣人の天才彫刻家・ストラフさんが登場。 冒頭、ベルマが常連エルフ3人への整体マッサージで手首が腱鞘炎になりかけてると判明。 会話の流れから道具があればいいとベルマを知り合いのもとに連れて行きます。 工房には巨大かつ精巧な彫刻がずら…

倉尾宏『北斗の拳 ドラマ撮影伝』その28(7巻感想6)

第68話ではラオウ役・島田さんが柏葉さんと初の顔合わせ。 島田さん「ラオウの島田だ!!よろしくぅ!!」 馬上からラオウの格好で叫ぶの、面白すぎる……。 しかしサウザー役、柏葉さんはその迫力に脅威を覚えます。 出番が少ないから大丈夫となだめる優李でし…

倉尾宏『北斗の拳 ドラマ撮影伝』その27(7巻感想5)

第67話ではサウザー編の巨大ピラミッド制作秘話が描かれます。 ・そもそもなんでピラミッドだったの? ・子供ばかり働かせていたのは何故? という長年の読者の疑問への答えが今ここに明かされます。 冒頭は一か月前の回想シーンから。 飲み屋で監督が 「…

池辺葵『ブランチライン』その15(3巻感想5)

間が空いたので解説: 山の上の一軒家が実家の八条寺(はちじょうじ)家の人々の日常話。 お母さんだけが実家に住んで、娘4人は独立。 第15話は皆で墓参り。 その前に長女イチの息子、大学院生の岳(がく)の大学生活が描かれます。 研究室で石を積んで遊…

鎧田『#神奈川に住んでるエルフ』その16(3巻感想2)

16話では横浜中華街に住む、黒髪のハーフエルフさんが登場。 中華街でなんでも屋を営んでいます。 そこに横浜さんが具合の悪い川崎くんを連れて来店。 川崎「う”う” 声が空飛ぶ饅頭が見えて……っ」 饅頭のような丸々した妖精に、何故かずっと神奈川県情報を…

鎧田『#神奈川に住んでるエルフ』その15(3巻感想1)

先日の「有隣堂しかしらない世界」で 野毛の飲み屋をハシゴしてたので語りたくなりました。 ちょうど3巻表紙に野毛の姐さんいるし……。 冒頭第15話は海老名市に住むエルフが主役。 日本一の来客数を誇る海老名サービスエリアにお勤めです。 「アラッ あん…

壱原ちぐさ『シテの花ー能楽師・葉賀琥太朗の咲き方』その4(1巻感想4)

三番目では師匠・丑満泰山(うしみつたいざん)先生との出会いが描かれます。 冒頭、紹介された師匠の稽古場は神社の傍らののどかな場所。 縁側でお茶を飲む温和なお爺さんを想像した琥太朗でしたが見事なフラグで 大柄でドスのきいた声のいかつい先生が……。…