2018-01-01から1年間の記事一覧
『オーズ』を語る上で欠かせないのは2号ライダーに当たる仮面ライダーバースの存在です。 800年前の錬金術師によって造られ、コアメダルという色のついたメダルで変身するオーズと違い、 バースはつい最近、真木博士によって造られ人間の欲望から大量生…
前回「旅アニメ」を思い出してた時に 『トンデラハウスの大冒険』は旅アニメに入れるべきか?と考えてたら 他にもいくつか似た傾向の作品があるので教養アニメというカテゴリで語ることにしました。 この当時は完全にアニメ=子供向けでしたので円盤売り上げ…
『宝石の国』の魅力の一つが、個性豊かなキャラたち。 好戦的で高圧的ながら、相手にアドバイスできるほど戦いの最中にも周りをよく見てるボルツ。(=黒ダイヤ) ダイヤがピンチの時に「兄ちゃん!」と叫んだ時はとっても萌えました。 宝石たちが壊れた時に…
『宝石の国』(12~)は宝石たちが人の姿をして暮らしている世界を描いたファンタジー作品です。 17年にはアニメ化もしました。原作未見の人もいると思うので、今回語るのはアニメ版一期の内容に限ります。 主人公はフォスフォフィライト(以下フォス)…
時代劇だろうと現代劇だろうと、アクションものはラスボスと対決し、勝つところで終わります。 しかし『やじきた』の凄さはその後です。 太郎山高校が狙われていたのは野菜だけでなく、古文書に黄金の観音像が記されているという理由で土地もある会社に狙わ…
『やじきた学園道中記』(82~)は、やじさんこと矢島順子と、きたさんこと篠北令子のくされ縁の二人が転校先でばったり再会しては、 その学校にまつわるトラブルを腕っぷしで解決するアクションものです。(そしてまた転校して以下ループ) 「一人二人は…
この作品の特徴として、片方が絶対に加害者で片方がひたすら可哀想な被害者としては描かれていません。 カトリック側も相当残忍ですが、オスマン帝国がすぐ近くで虎視眈々と領土を狙っているため国内で団結しなければならない事情があります。 フス派も決し…
『乙女戦争』(13~)は15世紀ボヘミア(チェコ)の内戦「フス戦争」を描いた作品です。 ※凄惨なレイプや殺戮シーンが多数ありますので痛ましい場面が苦手な人にはオススメできません。 宗教改革を唱えたといえばルターやカルヴァンですが、それ以前にフ…
前回は悠里メインで語ったので、残る5人&恋愛・友情エピソードを。 警視総監の息子・松竹梅魅録(みろく)警察は勿論、不良や暴走族、ヤクザにも顔の利く幅広い人脈と 無線やラジコンヘリなど機械にも強く、腕っぷしも強い頼りになる男。 清四郎ですら負け…
『有閑倶楽部』(81~)は日本の資産家の子息が通う名門校、聖プレジデント学院を舞台に 剣菱悠理、松竹梅魅録・菊正宗清四郎・白鹿野梨子・黄桜可憐・美童グランマニエの通称「有閑倶楽部」の6人が トラブルに冒険にミステリーにホラーに恋に友情にと波…
私が小学校低学年頃、つまり80年前後 子供向けのアニメで旅をする物語が結構多かった気がします。 現実の世界(海外)を旅する話に限定しても、 『花の子ルンルン』(79~ 魔女っ子もの)現代のヨーロッパを舞台に、七色の花を探すお話。 『ペリーヌ物語…
『ハチミツとクローバー』(00~)は美大を舞台に主人公・竹本祐太を中心とした群像劇作品です。 05年にはアニメ化し、その後実写ドラマや実写劇場版も作られました。 序盤は竹本くんとヒロイン・はぐちゃんとの出会いと片思い、 同じ学生寮に暮らす先輩…
『B'T X』はキャラ造形も今までの車田作品とは違っています。 鋼太郎兄ちゃんは戦力能力こそないものの、その頭脳で世界を救いました。 敵側の最高幹部であるミーシャの怒りを買ってアンダーヘル(=暗い地下牢獄)に落とされてもなお 化け物B'Tラファエルを…
『B'T X』(94~)は主人公・高宮鉄兵が相棒のB'T(=ロボット)Xと共に、天才的な頭脳を持つ兄の鋼太郎を連れ去った機械帝国に立ち向かう近未来バトルものです。 ※「ビート エックス」と読みます。 正確にはロボットとは違いますが、説明が長くなるので…
『笑う大天使(ミカエル)』(87~)は日本のお嬢様学校・聖ミカエル学園を舞台に、史緒、柚子、和音の猫かぶり三人娘の交流と活躍を描いたお話です。 基本的に川原作品の主人公たちは分析力に長けたツッコミ気質の冷静な性格のキャラが多く、傍からはちょ…
『銀の匙』の魅力の一つは強烈なキャラたち。 個人的に好きなのはぽっちゃり女子の稲田多摩子ちゃん。(通称タマコ) お金大好きで、金の絡む書類は企画書や金勘定含めて頼れる味方。 ギャグでは冴えわたるツッコミを見せ、シリアスな場面でも言いにくいこと…
『銀の匙 Silver Spoon』(11~)は 北海道の蝦夷農業高校(通称エゾノー)で繰り広げられる非農家出身の主人公・八軒勇吾と愉快な仲間たちの 「汗と涙と家畜の青春酪農グラフティ!!」です。(注:キャッチコピー) 時にコミカルで時にシビアなそしてご…
『はれときどきぶた』(97~)は同名の人気絵本をアニメ化した作品ですが…… どうしてこうなった としか言いようのない、シュールでブッ飛んだギャグアニメになっています。 原因は監督:ワタナベシンイチ、シリーズ構成・脚本:浦沢義雄でお察しください。…
『CITY HUNTER』はリョウと香だけでなく、リョウとは同業者の「海坊主」や女刑事・野上冴子などの他のキャラもまた魅力的でした。 海坊主はごっつい巨漢で強面ですが(CV;玄田哲章) 恩人の娘・少女ピアニストの真希を陰ながらずっと援助してきたり、 銃…
『CITY HUNTER』(85~)は新宿を舞台に女好きの「始末屋」(スィーパー)冴羽リョウが相棒・槇村香と共に悪を退治する時にコミカル、時にハードボイルドなガンアクションものです。 ※リョウの漢字が出ないのでカタカナ表記にしています。 依頼の申し込み…
『仮面ライダーオーズ』(10~)は800年前の封印から解き放たれ、復活した欲望の怪物・グリードと主人公の火野映司が、グリードの一人・アンクを相棒として戦うお話です。 こう書くとアンクは正義側みたいですが、 彼は他のグリードと共闘できない事情…
『アニメ三銃士』(87~)はアレクサンドル・デュマ原作の『三銃士』をオリジナル設定をアニメ化した作品です。 酒井法子の主題歌『夢冒険』も翌年の甲子園で流れるなど、何かと話題になりました。 田舎から出てきたばかりのダルタニャンがパリで有名な三…
『悪のボスと猫。』(17~)は悪のボスとその手下たちなど、強面なキャラが猫に振り回されるほのぼのマンガです。 悪のボスといえば、確かに膝の上に猫を乗せてるイメージですね。 (※元はTwitterから書籍化した作品なので書籍化の年を書いています) 今の…
マンガの演出や設定は時代と共に変わっていくものですが、 昭和の頃の作品の方が詩的というか、ストレートにロマンティックな演出が多かったと思います。 特に花にまつわるエピソード。 萩尾望都『ポーの一族』(76~)の有名なシーン、 マリーベルの巻き…
『舞子の詩』(77~)は主人公・茜舞子がバレエダンサーを目指すお話です。 彼女には家出した兄・姿郎がいて、兄妹二人で父の遺作『エレナの赤い花』という演目を踊るのがバレエ団を経営する母の悲願でした。 ある日、舞子がひょんなことから出会った浅見…
『昴』にはもう一人の天才、NYのトップダンサープリシラ・ロバーツが登場します。 実はプリシラが一番好きなキャラです。 すばるたちの刑務所慰問は、前半部分だけが切り取られ「囚人を感動させたバレエ団」と美談として新聞記事に小さく載ります。 それを…
『昴』(00~)は主人公の少女・宮本すばるがバレエダンサーを目指すお話です。 序盤は子供時代。すばるには天馬という双子の弟がおり、脳腫瘍でずっと入院中でした。 すばるは呼吸器をつけた弟とのコミュニケーション手段として「踊る」ことを思いつきま…
あさぎり夕先生の初期作品ってもの悲しげな印象があります。 短編集『青い宇宙のルナ』や『花詩集 こでまりによせて』に収録されてる70年代の作品に特に顕著です。 70年代は一条ゆかり、里中満智子といった有名作家たちも悲劇オチの傾向があるので流行だ…
『あいつがHERO!』(82~)は初恋が絵本の中の王子様という夢見る少女・麻生若菜が主人公のラブコメものです。 ※正式名称は「ライラックの花の王子様」通称・ライラックの君。 高校生になっても王子様ラブは変わらず、担任教師にバレて笑いものになる…
本日11月2日はビックモスのパイロット、白バラを咥えて登場する愛しのキザ兄さん司馬亮の誕生日です!!めでたい!! というわけで今日は亮の話を。 亮は前半はリーダーの忍とぶつかることが多かったですが(そして忍が負ける) 中盤以降は忍を支えるよう…