昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

原作:和泉杏花/漫画:さびのぶち『もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活』その2(1巻感想2)

本作では「精霊の
加護を受けた人物」は

その国を栄えさせる
重要人物という扱い。

ヴェラが離婚されたのは
性格の不一致もありますが

大臣の娘エスタが
「夏の精霊」の
加護を受けたことが
決定打となりました。

「冬の高位精霊」の
加護持ちのアランは
常に凍えているのに

ヴェラの家では暖かさや
熱ささえ感じたことを
不思議に思います。

アラン「きみは
精霊の加護を
受けていないのか」

そう訊ねてもヴェラは
違うとしか言いようがなく
……。

アラン
「すまない 
本題に入る前に
別の事を
話してしまった」

というわけで話題は
ヴェラの現在の
心境へ。

ヴェラ「……私は 
特にカルロ様の事を
恨んではいませんよ」

アラン
「地位を奪われ
不便な生活を
強いられて
いるのにか?」

自分は人前に立つのが
苦手な性格なので、

彼が求めるようには
前に出ることは
できなかったと説明。

ヴェラ
「初めて自分の時間も
持てましたし……

私はここでの生活を
気に入っているのです」

だから反逆の意思も
ないと語ります。

話はヴェラが育てた
花のことにも及び、

アラン
「この町では本来
花は育たない」

曾祖父が「春の精霊」の
加護を受けていたので

屋敷に何かしら恩恵が
残っているのかもと
いう仮定から

ヴェラ
「この家の中で触れた
物も凍らないのでは?」

試しに花を一輪渡すと、
見事に凍りつきます。

ヴェラ
「ーー綺麗……」

見惚れるヴェラ。

凍った花を欲しがったり、

去り際に握手しようと
手を出したヴェラに
戸惑うアランが可愛い。

ヴェラ
「楽しかったな……」

凍った花を大事に
飾って眺めるヴェラ。

フラグが立ったところで

第3話からは徐々に
親密になっていく2人が
描かれます。

凍った花が解けはじめて
きたことを残念がる
ヴェラに

アラン
「ははっ……」

「すまない 俺の氷が
溶けるのが惜しいなどと
いう台詞は
初めて聞いたんだ」

無表情キャラの笑顔は
いいものです。

孤独な環境の2人に
穏やかな時間が流れ

(このまま……
……友人になって
ほしいな)

そう願うヴェラ。

一方、再婚準備を進める
皇太子カルロは何故か
疲れ気味で……。

続きはまた後日。

原作:和泉杏花/漫画:さびのぶち『もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活』その1(1巻感想1)

『もう興味がないと~』
(23~)は同名の小説の
コミカライズ版。

皇太子カルロの妃、
ヴェラはある日突然、

「興味がなくなった」
からと離婚を
告げられてしまう。

実家からも追い出され、
曾祖父母が住んでいた
家で暮らすことに。

ヴェラはそこで
自由な暮らしと
新たな出会いを手に
入れる……。

いわゆる「ざまぁ展開」は
なく、カルロの方も色々
事情があったという
描かれ方の

ほっこり優しい
ファンタジーものです。

彼女の新たな住まいは
「この国で唯一
雪が止むことがない町」

荷物を整理していた
ヴェラはその中に、

城の庭師から幸せを祈る
メッセージと共に
花の種が入れられてる
ことに気づきます。

(すべてなくしていたと
思っていたけれど

私の幸せを願って
くれる人もいる)

前向きな気持ちで
新たな生活を始めるうちに
花も綺麗に咲き始めます。

読書や花・野菜の世話
など、一人の時間を
楽しんでいると
来訪者が……。

第二話では、カルロの
兄・アランが登場。

最初は名乗らず、城から
様子見の使者として
現れます。

家の中に案内された際、
まだ玄関先なのに

「あたたかい……」

お茶を出されて

「あ 熱い……?」

と、戸惑うなど
ヴェラと読者の目には
奇異に映る反応をする
アラン。

登場時はまだ名乗って
おらず、正体が
判明した後に

彼の立場がヴェラの
ノローグで説明
されます。

要約すると

この国の第一皇子だった
アランは将来を期待
されていたが

ある日、冬の高位精霊の
加護を受ける。

そのため国は
大雪の害に悩まされる
ようになってしまう。

しかし雪解け水だけは
営養価が高い、薬効を
上げるなど価値あるもの
だったので

廃嫡後、小さな町を
「独立国家」として
与えられている……

なおアラン本人も
素手で触れたものを
自分の意思とは関係なく、
凍らせてしまう能力持ち。

戦士だったら最強
クラスなのに……。
少年マンガ脳)

統治自体は評判がいいけど
その力のせいで周囲から
遠巻きにされていると、

顔も生まれも性格も
能力もハイスペックで
ありながら

孤独を強いられる
悲劇のキャラとして
描かれます。

続きます。

服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』その21(13巻感想6)

7本目は『機動戦士
Gundum GQuuuuuuX
-Beginning-』(中編)

冒頭は映子ちゃん&
部長から。

ジークアクスについて
相談が来てると
映子ちゃんが手紙を
紹介します。

差出人は本作の担当さん。

観たけど初心者なので
何が面白いのか
わからない、という内容。

というわけで今回は
ジークアクスの
どこが面白いのか」を
映子ちゃんがプレゼン。

要約すると

マンガやアニメにはよく
「最強のラスボス」
「カリスマ的悪役」が
いるけど

例:戸愚呂弟、フリーザ

映子「でも敗因って
元を遡ると……

大体ちょっと油断して
ませんか?」

作劇の都合上、
そういうものとはいえ

「もし彼らが油断せず……
最初から本気だったら?」を

実証して見せたのが本作
だと、小ボケをかましつつ
解説します。

シャアが最初から
前のめりでやる気を
見せたために

「おかげでガンダム
盗むわMS開発は
進むわ戦争には
勝つわの……

八面六臂の
大活躍!!」

駒木さん
「確かにシャアが
本気になっただけで……
全ての歴史が
変ってるっス!」

「なろう系ガンダム」って
すごいパワーワードだ……

江波先生
「確かに……シャアが
最後に異世界転生
みたいな事に
なってたしな……」

まさかこの後本編で
(自粛)

それはともかく
江波先生の解説で

宇宙世紀の歴史に沿った
派生は山ほどあるが

「今作ほどの大胆な
歴史改変パラレル
作品は ほぼ無い!」

部長
「パラレル作品なんて
別にいくら作ったって
いいだろ?」

江波先生
「だって その……
怖いじゃんか
ファンが!!」

愛が重くて深いからこそ、
解釈違いは許せない
それがオタク……
(鏡を見ながら)

しかし似たような
作品を作り続ければ
マンネリ化するわけで

そういうコンテンツに

「毎度 刺激的な
カンフル剤を打って
盛り上げるのは

やはり我らが
株式会社
カラー!!」

今作の監督、鶴巻さんや
脚本の榎戸さんの名前も
出てきます。

しかし

部長
「じゃあMSの
デザインはどうなんだ?」

という話題になると

江波
「MSを新しくしないと
出ないじゃないか
新しいガンプラが……!!」

続きはまた後日。

服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』その20(13巻感想5)

6本目は『機動戦士
Gundum GQuuuuuuX
-Beginning-』(前編)

冒頭は特撮部から。

・2人で部名入りの
看板を手作り。

・部室に取りつけようと
駒木さんを肩車する御影くん。

仲いいな(ほっこり)

そこに江波先生が
通りかかり……。

駒木さん
(おじさんが
ふざけたい時
特有の空気を
感じるっス……!!)

そりゃこんないちゃいちゃ
見たら、誰だって何か
言いたくなる……

江波先生
「お前らって本当……
マヴだよな~」

ガンダムの話がしたい
だけだった……。

安心した駒木さん
でしたが

御影くん
「やけに苦しいん
だが……」

両膝が顔にめり込んでる……!

この状態でマヴ(相棒)と
言い切る御影くんは
いいヤツだ……。

というわけで今回は
特撮部&映子ちゃん&
部長を前に、

エヴァオタの
江波先生が劇場版
ジークアクス』に
ついて語ります。

9巻での映子ちゃんの
予想が当たった……!

「では まさか次は
庵野監督の『シン・
逆襲のシャア』が
あるのかも……!?」

この4人の中で
部長だけ未見。

今時の絵柄のアニメは
興味が持ちづらい、

ガンダムも初代映画
しか知らないから……と
引き気味の部長に

3人とも大丈夫だと
保証します。

困惑する部長に、
先生が説明開始。

ガンダムはほぼ
(形が)エヴァ

それを操縦するのは
シャア!!

んで一年戦争
勝つのはジオン!!」

ぶちょうは より
こんらん している!

しかし何とか部長に
興味を覚えさせる
ことに成功。

エヴァ以外も
詳しかったんだなと
言われて

江波先生
「おじさんはみんな……
宇宙世紀が大好き!!」

これが一番言いた
かったんだな……。

しかし肝心の本編に
関しては

「わからん!」

ここで映子ちゃんが補足開始。

「江波先生の
今の意見は……

私 正しいと
思いまする!」

前半は1st世代向け、
後半は若い世代向けで

「昭和・平成・令和
全ての世代の客を
獲ろうという

非常~に強い
『意思』を感じる
シリーズかと!」

なるほど……!!!!

読者と皆が納得した
ところでオチは
仲良し特撮部。

何のプレイ……?
(いいぞもっとやれ)

続きます。

大和田秀樹『「ガンダム」を創った男たち』その2(上巻感想2)

第3話はアムロ役の
オーディションの話。

時間は戻って
1978年の秋。

オーディションに向かう
古谷トオルさんは、道端に
座り込んでる酔っ払いの
男に声をかけられます。

これが池田シュウイチさん
との出会い……。

トオルさんの手助けで
オーディション会場に
着いた池田さんは

始まった途端にゲロを吐き、
関係者に呆れられますが

シャアの絵を見た途端に
このキャラのオーディションも
受けさせろと要求。

セリフの指定も拒否して

「認めたくないものだな
自分自身の若さ故の
過ちというものを」

音響さん
(バカな 今 
そこに……!!
シャアが……!?)

シャアが立ってる幻を
見て驚くスタッフ。

監督
「間違いねー
今 そこにいるのは
シャア・アズナブル
本人だよ」

男版『ガラスの仮面』かな?
(二回目)

それはともかく

アムロ役を受けに来た
池田さんがシャアの絵を
見て、こっちのオーディションも
受けさせてくれと頼んだ」のは

実話だそうです。

池田さんの酔っ払い
部分は創作ですが

昭和の頃は今と感覚が
大きく違うので、

酔ったままオーディション
会場に来る役者がいても

おかしくない時代では
あります。

第四話ではガンダム
スポンサー、黒羽
七郎が登場。

どう見てもマフィアか
悪の帝国のボスにしか
見えない、玩具メーカー
社長……。

社長はガンダムの色設定が
全身真っ白では売れないと
断言。

黒羽社長
「もっとカラフルで
派手にはならんのか?」

兵器としてのリアルが欲しい
富野監督は大反対しますが、

安彦さんは設定画に
咄嗟に色を塗ります。

白い機体に赤・青・黄が
入ったデザインに
社長も納得。

安彦さん
「ドラマだ芸術だと
言って 結局路頭に
迷ったら

何にもならない
じゃないかッ!!!」

安彦さんにも諌められ、

流石の富野ヨシユキも
スポンサーの意向には
逆らえないのか……

という流れかと思わせて

ガンダムは社長の目を
引きつける囮で、

敵メカ=ザクは好きに
しろという言質が
欲しかったのでした。

メカデザインの
大河原さんが

町工場のおやっさん風な
キャラデザなのはご愛嬌。

続きはまた後日。

大和田秀樹『「ガンダム」を創った男たち』その1(上巻感想1)

※原案 矢立肇富野由悠季

『「ガンダムを創った
男たち』(14~)は

TVアニメ『機動戦士ガンダム
創作秘話をフィクションも
交えつつ、熱くコミカルに
描いたマンガです。

ガンダムを知らなくても
「昭和のクリエイターたちの
モノづくり話」としても
楽しめると思います。

同作者の『ムダヅモなき
改革』疾風の勇人
角栄に花束を』

読んだことがある人なら
わかると思いますが、

主人公は強烈にキャラの
立った実在人物で、

どこまでが実話で
どこからネタなのか
わかりづらいほど。

第一話では主役格の
富野ヨシユキ監督の
破天荒さが描かれます。

なにしろ冒頭から
アフレコ中の古谷さんに

「二度もぶった!
親父にもぶたれたこと
ないのに!!!」

この台詞を
何度もやり直しを
要求した挙句、

遂にはグーパンで腹と顔を
思い切り殴りつけた上で

富野監督
「セリフを言ってみろ」

思いきり実感こもった
セリフが出て

「さっきまでと
まるで違う……

トオルのやつ
化けやがった……」

古谷さん
(監督……
ボクの力を引き出す
ためにわざと……)

男版『ガラスの仮面』かな?

念のため言っておきますが
当時パワハラなんて
言葉はありません。

実に昭和的なエピソード
でもあります。

うっかり(ありそう……)って
思っちゃった人、
フィクションですからね!?

第二話では天才アニメーター、
安彦ヨシカズさんが登場。

華麗な絵の天才絵師が
美形キャラで描かれるのは
理解できますが

背後に若い男女の
取り巻きを従え、

安彦さん
「銀座のマキシムドパリに
予約を入れておいて
くれたまえ」

絶対ウソだ(断言)

ギャグシーンも兼ねてますが、

バンカラで下品な
おっさんキャラの提案に

上品で優雅なイケメンが
夢を見せられ、乗せられて
しまう」王道展開は

2人の格差が大きいほど
面白いものです。

一度は富野監督の
誘いを断った安彦さんが

捨てるつもりの企画書を
うっかり見てしまい、

スタジオまでやって来ての
やり取りが熱い……。

こんな作品10年
早すぎると言われて

富野監督
「だったら時代をよ

十年進めようじゃねぇか
オレたちの手で」

続きます。

緑川ゆき『夏目友人帳』その25(32巻感想4)

人形に入ってる追っ手の
あやかしも、

見知らぬ家の異変など
気付きようもないので
家の方のご協力が
あれば、と歓迎します。

「今度こそ……
捕まえることが
できるやもしれぬ」

この台詞から、結構
長いこと「まがとき」を
追ってることが判明
します。

先生
「お前むいてないんじゃ
ないか?」

「うっすらそんな気が
しておりますが
深く考えないように
しております」

そんな会話の最中、
夏目がふと隣の部屋を見て

「先生 この部屋
たぶん時間が違う」

直後、空間が歪み、
「まがとき」が姿を
表します。

夏目
(こ 怖そうなの
来た!!!)

すらっとした人間の
足がついてるのが
不気味……。

先生
「なぜアレと戦うのに
そんな巾着に入った」

いつもは三叉槍を
持ってるので、人形に
入った際はフォークを
杖代わりにしてたらしい……。

咄嗟にぶん投げてしまい

「やや うまく立てぬ」

先生「お前本当に
大丈夫か!?」

とりあえず俊敏そうな
ウサギの置き物に
依り代チェンジ。

その間の時間を
稼ごうとする
夏目&先生は

戦いの最中、
様々な過去の幻を
見ます。

ここが今回のキモで

・若き日の塔子さんが
滋さん実家に挨拶に
来た日。

・一度だけ令子さんが
この家に来た日。

など昔の場面が
描かれます。

(過去そのものに影響はない)

ラスト近くに夏目が
見た過去の一幕、

藤原夫妻が夏目が
来るのを楽しみにしてる
会話は何度読んでも
涙出ます……。

「まがとき」が
封印される器は

夏目の頼みでウサギの
置き物に予定変更。

猫と男の子の人形は
返してもらいます。

読者には予想がついて
ましたが、人形は
塔子さん手作りの
夏目とニャンコ先生

裁縫は得意じゃないけど
夏目の服の裾や丈を
直すことができるように

まず縫い物に慣れるための
試作品でした。

塔子さんから貰って

夏目
「とても可愛い
大事にします」

ウサギの置き物は
贈り損ねましたが
そのうちまた
これから……。

次巻も楽しみです!!

ところで聖地巡礼
日帰りバスツアー
8月から始まりますね。

(人吉と球磨地方)

今年は特に暑いので
参加者の方は対策を
万全に……。