昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『超獣機神ダンクーガ』その24(20話感想1)

サブタイトルは
「南風ハートブレイク」

今回は本筋中心に語ります。

大雑把なあらすじは

女性だけの特殊部隊や、
救援に来た女性兵士たちが
敵の襲撃もないのに全滅。

彼女たちを操り、殺し合いを
させた原因は花の花粉だった。

この花の名前は
「ハートブレイクフラワー」

シャピロが名付けたもので、
南の小島にだけ咲くと
沙羅が説明する。

イゴール長官は亮と忍を
調査に向かわせようとするが
沙羅は自分が行くと譲らない。

沙羅は忍に銃を渡し、もし
自分が花粉に操られたら

沙羅「その時はコイツで
あたしを撃ち殺せばいい」

そして沙羅と忍は船で
島に向かいます。

その頃、同じ作戦を続けようと
するギルドローム
シャピロが諌めていましたが
聞き入れられません。

この会話のキモは

例の花+ギルドローム
催眠を合わせた
作戦であること。

女性ばかりの部隊「シーキャット
部隊」を狙ったものだったこと。

そしてシャピロの口から

「あの花の香りは失恋の
絶望感を女性に与える」と
説明させること。

一方、沙羅と忍は
小島へ到着。

そこには巨大なガラスドームで
育てられる例の花が……。

(忍は上空で襲撃を受ける)

二人と一緒に来た数人の
男性兵士たちが花粉の
分析、爆破を急ぐ中、

クーガ―が敵の攻撃で足元を
崩され、コクピットを開けた
沙羅は花粉を吸ってしまい……。

クーガーはイーグルを襲い、
チェンジシステムを破壊されます。

崖に追い詰められる男性たちを
救うため、忍はイーグルを降り、
囮になって引き離します。

忍を追ってクーガ―を
降りた沙羅を投げ飛ばした
まではよかったけど

銃を拾われ、撃たれる忍。

今の沙羅には忍がシャピロに
見えているらしい……。

(花粉に反応したということは)

忍「お前もいっちょ前に
女だったってわけだ」

撃たれても口の減らない
忍ですが、

沙羅の精神力が勝って
銃を離さなかったら
ホントに危なかったからな……!

忍の腕の中で泣き崩れる沙羅。

最後は沙羅がドームごと
花を焼き尽くします。

沙羅「何もかも終わったのね」

それは今回のミッションの
ことではなく……。

続きます。

『吸血鬼すぐ死ぬ』吸血鬼Y談おじさん その2

サントラ2にY談おじさんの
キャラソンが……!!!

和彦さんのキャラソン
『すごいよ!マサルさん
ヨロシク仮面のテーマ」みたいな
トンチキ系から

『遥かなる時の彼方へ』
天空戦記シュラトなどの
カッコいい曲まで様々
ありますが

これはカッコいい方に
混ぜても違和感がない……。

(現在Youtubeで視聴できます)

折角だからY談おじさん話を。

念のため解説しておくと

Y談おじさんは強力な
催眠能力の持ち主。

見た目は上品なイケオジで
声は井上和彦さん。

その能力で人に性癖を
ぶちまけさせ、慌てるのを
見るのがシュミという
迷惑な変態。

目的のためには下準備など
労力を惜しまないのが
すごいな……とちょっと
振り返ってみました。

・6巻67死

ナギリの脱走を手伝う
ついでにVRCセンター中枢で
Y談波。

・7巻76死

「ユザワ」と名乗って
編み物教室に通う。

朱美さんと二人きりで会う
約束を取り付けることに
成功しています。

・10巻117死

結界能力持ちの野球拳大好きと
協力して「Y談結界」を街中に
張り巡らせる。

(二人で試行錯誤を重ねた
らしいやりとりがある)

・13巻150死

巨大ヤツメヒル
性癖を利用して暴れさせ
Yデミックを起こそうとする。

(「操った」わけではなく
協力したらしい)

見た目はイケオジなので
モテますが、いくらでも利用
できそうな若い人間の女性を

Y談波を使って諦めるよう、
仕向けたこともありました。

(20巻250死)

また、古の吸血鬼たちに対しては

ドラウス父様から直接
招かれてるのに出てこない→

最後の最後にY談波で
皆を驚かせる。

というオチがもやや
お約束。

(18巻215死、
20巻246死)

25巻307死に至っては
着ぐるみの中に入ってまで
こっそり近づいてY談波。

しかし入念に下準備しても
失敗することもあるわけで

(ドラウス父様の暴走で)

突然、新横の人々が「ちんちん」
連呼をはじめた回での

「酒が超うまいーー」

の、はしゃぎっぷりが可愛い。

(12巻135死)

続きはまたそのうちに。

いつも楽しそうで何よりです。

『ZOIDS(ゾイド)』その3(3話感想)

第3話はアーバイン登場回!!

アイパッチのようなゴーグルで
一見隻眼のようですが、両目
ちゃんとあります。

冒頭、砂嵐の中をさ迷う
バンとフィーネ。

フィーネが蟻地獄のような
砂の渦に足を取られて
沈んでいくのを、助けて
くれたのがアーバインでした。

バン「わかった、学者さんだ」

フィーネやジークには
ツッコミ役にまわるものの
バンも大概ズレている……。

食料をくれたアーバイン
シールドライガー
ジークの話をぺらぺら
喋るバン。

翌日、アーバイン(この時は
名乗ってない)は消えていました。

バンとフィーネはジークと
ライガーと再会、予定通り
砦を目指します。

使われていない砦には
白い恐竜型ゾイド
ゴルドスがいてバンたちを
排除しようとしますが

爆撃の衝撃で抜け道を見つけ、
中に入る二人&ジーク。

・バンはそこで50年前の
当時の司令官の日記を発見。

日記には砦を放棄すること、
相棒のゾイドは負傷していて
置いていくしかないと
書かれていました。

・フィーネは地下にある
謎の文字が刻まれた柱を見て
倒れます。

ゾイドイブ……」
「会いに行かなきゃ……」と
呟いたので、バンはゾイドイブを
探すと決めます。

そんな中、砦が
アーバインに攻撃されます。

アーバインの狙いはジーク。

彼はオーガノイドを探して
世界中の遺跡を巡っていたと
言います。

防衛に出たゴルドスと
アーバインゾイド
コマンドウルフの戦いに
割って入るバン。

ゴルドスを助けたことで
絆が芽生えます。

コマンドウルフとの一騎打ちで
撃たれそうになったライガー
庇って撃たれるゴルドス。

アーバインはそれで退却。

バンはゴルドスに「もう
お前は自由なんだ、
戦争は終わったんだ」と
話しかけますが、

ゴルドスはまた砦に戻って
仲間を待つことを選ぶのでした……。

ゾイドイブという謎単語。

アーバイン登場。

悪党ぶっててもにじみ出る
いい人感……。

・主をひたすら待ち続ける
ゾイドの切ない話。

ゾイドはただの乗り物でなく
意思を持つ生き物だということ。

情報がてんこ盛りの重要回です。

続きはまた後日。

『王様戦隊キングオージャー』その11(第11話感想)

追加戦士登場回!!

冒頭、ギラの死体の件でカグラギを
問い詰めるラクレス。

カグラギは素知らぬ顔で
ギラの葬儀を進言する。

一方、ギラは葬儀で蘇る
計画をヒメノ、ヤンマと
相談中。

仲良しで何より(ほっこり)

天丼でギラ、ヤンマ、ヒメノの
計画がコミカルに描かれます。

ゾンビっぽく出現するギラ、

メカは男のロマン、と
ロボットダンスするヤンマ&ギラ。

救世主と言うかノリが
カルトなヒメノ案。

嘘はよくないと言うリタに「人々には
物語が必要」と説くヒメノ。

「もっふんと一緒という
アニメがあってね……」

明らかに反応するリタでしたが
ネタバレを喰らいそうになり
奇声を上げて逃げ去ります。

和みパートはここまでで
バグナラク側も葬儀を
利用する計画が進行中。

今回のゲスト女怪人は
寄生バチモチーフ。

そこに謎の白フード&
クモの仮面の男が登場。
敵側と普通に会話する。

「三大守護神を仲良く天へ
上らせると世界がひっくり返る」

という伝説をもとに
バグナラク側が動いている
ことが明らかに。

葬儀の日、ギラが棺から出ようと
すると、蓋に糸が巻き付いていて
開きません。

埋葬しようとした兵士たちも
動かせなくて困っていたところ

クモ仮面が現れ、
ギラの棺を持って逃走。

男はギラに「排泄物をどう思う?」や
バグナラクは敵ではないと
言いだして困惑させる。

そこに巨大化した女怪人が登場。

ギラはレジェンドキングオージャーで
戦うが、それは罠だった。

あらかじめ仕込まれていた卵が
寄生バチ女の爆発と共に急激に成長、
大ダメージを喰らった三大守護神は

ラスボス・デズナラクの手で
繭に閉じ込められて天へ……。

しかし何も起きない。

実はクモ仮面が三大守護神の
ソウルを手に入れるために長年
バグナラクを欺いていたのだった。

ソウルを手に入れた男は
仮面を外すと、
デズナラクを焼き滅ぼして
行方をくらませるのでした。

(滅んだとは言ってない)

胡散臭い美形だ……。

続きはまた後日。

サブタイの「怪奇!クモ仮面の男」は
初代仮面ライダー1話の
オマージュです。

だから怪人もハチ女なのね……。

倉尾宏『北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝』その7(4巻感想4)

今回は衝撃のシェルター回。

知らない方のために説明しますと
『北斗』では未だネタにされる
有名エピソードの一つ。

核戦争が勃発直後、
ケンシロウ、ユリア、トキが
シェルターに避難しようと
すると

そのシェルターは子供で
いっぱいでした。

「どう詰めても二人しか
入らない」と言われて

トキはユリアとケンシロウ
背中を押すと、シェルターの
ドアを外から閉めて
しまうのでした……。

「強引に詰めて入れば
被爆しなくて済んだのでは?」

というのがツッ込み
どころなんですが

本来、このシーンは

トキが他人のために自分を
犠牲に出来る優しい人だと
読者に伝われば
それで充分なのです。

説明が長くなりましたが

ドラマ撮影現場では

「シェルターの開閉
レバーが壊れてしまい、

外側から誰かが閉める
しかなくなった」設定が
ちゃんと作られていました。

本来のユリア役、中沢さんの
都合がつかなかったので
マミヤ役の二見さんが
メイクで似せています。

今回のトラブルは
大勢の子供たちが
現場に来てしまったこと。

子供向け特撮番組の見学に
来た引率の先生が、場所を
間違えてしまったのでした。

折角だからと監督が見学をOK。

サービスに2、3人
ゲスト出演させるつもりが

全員が大喜びで
セットのシェルター内に。

そのため肝心の役者三人が
入れません。

(先生も説明役として参加)

詰めても二人しか入らず、
抱っこしようとしても
園児に拒否されます。

仕方なく、シェルター内での
説明シーン自体をなくすことに。

一旦やってみると

大石(子供がいっぱいで
入れないって……)

思わず笑ってしまう
大石さん。

監督「!今の“笑み”!
ケンと子供達に未来を
託すという

自身の選択の正しさに
満足する“笑み”だ!!」

原作再現の作画は熱演の証!

ケガの功名で絶賛され、
「そういうこと」にする
大石さんでした。

優李「流石に今回は
無理がありすぎます!!」

監督「この画を
使わねぇでどうすんだ!!」

実際そこだけ切り取ると
間違いなくいいシーン
なんだよな……。

続きはまたそのうちに。

子供好きの二見さんが微笑ましい……。

倉尾宏『北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝』その6(4巻感想3)

人質を抱えたアミバ
VSケンシロウでの
対決シーンを撮る際、

お互いあまり動けないため
今一つ迫力が出ないから
どうしようと訊かれて

嘉崎「人質ごと
ワイヤーで吊る……」

大石(復帰早々
この世紀末な思考回路……
恐ろしい……)

嘉崎くんもすっかり北斗脳に
染まったなぁ(ほっこり)

高笑いするアミバのシーンで
本人が内心

大石(もう笑うしかないよ
こんな撮影!)

ここ好きです。

レイが偽トキの正体を
明かす際の台詞

レイ「アミバ 他の男は
だませてもオレの目は
ごまかされんぞ」

この一言がダメ押しとなり
(ケンが間抜けみたいだと)
優李が本番中に泣き出して
しまいます。

咄嗟のフォローで

監督「アミバは才能はあるんだ!
ケンが騙されても仕方ない!」

大石「お……おれは
天才だ~~~~!!」

「だが誰も認めようと
せん!」

ここに来て「偽トキ」でしか
なかったアミバに個性と
成りすました理由が
生まれます。

これは素晴らしい流れ。

そしてアミバがトキを
恨む理由になる、二人の
出会いシーンが撮られます。

似た人を連れてくるのかと
思ってたら時間がなくて

まさかの一人二役

片方ずつ演技して、後で合成と
いうことになりましたが

監督「あれ……人影が
見えるか!?」

「まるでそこにトキが!」

このくだりガラスの仮面
思い出しました。

大石、恐ろしい子……!(白目)

アミバ退場の爆死シーンでは

監督がセットから後ろ向きに
時間をかけて喚きながら
飛び降りようと発案。

しかも後ろ向きなのは

監督「アメリカのダンサーが
やってるの見て面白いなって……」

あれムーンウォーク
だったのか……。

アミバ「天才のこの おれが
なぜぇ~~~!!」

大石(いやほんと何故!!)

ここ声出して笑いました。

必死の形相がよりじわじわきます。

断末魔の「うわらば」って
そういうことだったんだ……。

大石さん「これ視聴者は
納得してくれるんでしょうか?」

監督「自分の演技と
北斗の視聴者を信じろ!!」

→面白ければ問題なし!!!

むしろおかしいと分かった上で
長く愛されることになるんだから
不思議なものです。

続きます。

(原作)池田悦子(漫画)あしべゆうほ『悪魔の花嫁』その13(「雪おこし」)

先日の『キングオージャー』
裁判が進まないためリタが
「雷おこしの準備をしろ」→

ウソつくと落雷級の電撃が
……という嫌な嘘発見機が
登場しました。

この回を見て思い出したのが

『悪魔の花嫁』7巻
「雪おこし」

「冬の雷を雪おこしと
言うのよ」

でした。

「雪おこし」=雷と分かる
視聴者は少ないだろうから
「雷おこし」にしたんでしょうね。

この話を大雑把に解説すると

冒頭、木の上で苦悩するデイモスを
木の陰から見つめ、自分のせいだと
悲しむヴィーナス(霊体)

ふと人が近づく気配に
化身である白い蝶の
姿で飛び去ろうとするが

登山姿の若い男は
冬にアゲハ蝶がいる?と
かえって興味を引かれて
追ってくる。

男は蝶を捕えたまま
崖から落ち、付近に住む
若い女性に介抱される。

(蝶は女性がガラスランプの
中に入れる)

ケガをした男は女性に
家族や会社が心配するから
連絡を、と頼むが断られる。

女性は生まれてから一度も
この山を降りたことがなく、
彼女を育てた祖父も亡くなって

自給自足と陶芸で
生計を立ててるらしい。

年に一度ツボを買いに来る
土産屋のおじいさんの他に
人に会うこともないと話す。

神秘的な美しさを持つ女性に
惹かれていく男。

しかし彼を心配した婚約者が
山小屋を訪ねてくる。

婚約者はロケットペンダントの
男の写真を見せるが
女は知らないと答える。

雪おこしの説明はこの時。

仕方なく立ち去る婚約者。

しかし落としたペンダントを
男が見つけて……。

もうすぐ吹雪が来るのに、と
慌てて婚約者を追って
行こうとする男を
女は殺害してしまいます。

男の骨を粉状にして
空へ舞いあがらせ

「ほら あなたは雪になって
わたしのところへ帰ってきた」

「私を抱いて……
もっと強く……」

女は吹雪の中で
そのまま死を迎えます。

風でランプが落ちて
抜け出せたヴィーナスは

(デイモス わたしも
あなたを雪にしてしまえば……)

でも信じて待っている、と
改めて誓うのでした。

この「殺して永遠に
自分だけのものにする」
思考は色んな作品に
出てきますね。

続きはまたそのうちに。